焙煎コーヒーの保存についてまとめてみました。

コーヒーの生豆は適温・適湿で管理すれば年単位で保存ができます。
それもいざ焙煎されると、焙煎機から取り出したところから賞味期限のカウントが始まります。
わたしたちの焙煎されたコーヒーをより長く風味を保つ方法をお教えします。
店頭でお知らせしているお客様へ確認の意味でも。

キーワードは「密閉・低温・乾燥」

「密閉」 空気と触れ合うと焙煎豆は酸化が早まります。瓶や・缶・ジッパー付保存袋へ移し変えください。
「低温」 高温になる場所での保管は避けてください、密閉し冷蔵庫の冷蔵室がベターです。
「乾燥」 焙煎によって水分の無くなったコーヒー豆は非常に吸湿しやすいです。水場を避けてください。

この三つの条件をまず心に留めてください。
また紫外線も劣化の遠因のひとつです。
直射日光の当たる場所での保管を避けてください。
(2015年9月14日 加筆)

【わたしたちのコーヒー豆は生鮮食品です】

わたしたちは主に当年収穫されたコーヒー生豆を
焙煎する前に入念に手作業で欠点豆を取り除きます
売り切れる量だけを小まめに焙煎し、
焙煎後にまた、割れた豆やムラのある豆、色づきの悪い豆をハンドピックします。
わたしたちは焙煎したてのコーヒーのみをお客様へ販売・提供します。
空気に触れ、時間が経ったコーヒーは酸化して風味が悪いばかりか胃もたれの原因とも言われています。
生鮮食品と同様の感覚で、コーヒーたちを保存してあげてください。

【ジターヌのコーヒー豆の包装】



100g(豆)
豆たちのハンサムな顔がよく見える、透明で丈夫な袋を使用しています。
食品用のこれだけで密閉の可能な素材です。
丁寧にシールしてお渡しします。

・100g(粉)
上記の袋を、更に二重にして包装します。
新鮮なコーヒーは豆自体が炭酸ガスを大量に放出します。
お持ち帰りになりご自宅で見てみたら、袋が膨れているかもしれません。
もし万が一の為にも二重包装をしております。

・200g(豆・粉)
ご要望の多かった大きめの袋をご用意しました。
これだけで密閉の可能な食品用の袋です。
100gが2つと価格は同じですが、豆は1割ほど増量しています。

例えばジターヌブレンドなら
100g袋で600円(税込)
200g袋(220g)で1200円(税込)です。

ご自宅ですぐに容器へ移し変えるお客様や、
お使いになるペースの早い方に好評です。

【豆でお買い上げの場合の適した保存方法 】

コーヒーミルで粉砕される前の状態では、保存をきちんとするとよく持ちます。
お買い上げになってから約一ヶ月ほど。
カプセルのようにおいしさ・香りを閉じ込めてくれている豆も、
あまり時間を置くと香りが抜け・味が落ちてきます。
密閉のできる清潔な瓶や缶、ジッパー付の食品用保存袋に袋ごとお入れください。
容器内で空間が少なくなるよう工夫ください。

【粉でお買い上げのお客様は】

コーヒー豆を粉に挽くと、一粒あたりの大きさがかなり小さくなります。
同じ量のコーヒーでも豆の状態にくらべると表面積が非常に大きくなります。
それだけ空気とよく触れ合います。
カプセルに包まれていた香りも抜けやすくなり、
酸化のスピードも加速します。
賞味期限は大体2週間くらいを目安に。
こちらも密閉のできる清潔な瓶や缶、ジッパー付の食品用保存袋に袋ごとお入れください。
容器内で空間が少なくなるよう工夫ください。

【もし、一度に沢山買ってしまったら?】

遠方の方のご注文であったり、ギフトで当店のコーヒー豆が手元に沢山ある方もいらっしゃいます。
その場合、すぐにお使いになる分は通常通りの保存方法で。
残りは万が一にも破れないよう、大きめの袋にいれて「冷凍庫」で保管ください。
それらをお使いになるときは前もって、冷蔵室で自然解凍くださいませ。

【おすすめの保存ビン】

密閉瓶といっても何を選べばいいの?
100円ショップのものからネット上で探せば選択肢は沢山。

わたしたちは店頭でフランス製のガラス瓶を使用しています。
600gの焙煎豆が入り、密閉が出来て洗浄が可能だからです。
だからと言ってこちらをご家庭にはお勧めするのは難しいかな。
まず「重い」、そして「割れやすい」から。

ハリオのコーヒーキャニスターがご家庭では特にお勧めします。
とにかく軽くて、耐熱ガラスは透明度が高くて割れにくいです。
瓶の開口が広いので、手が大きな男性にも内部を掃除しやすいはず。
こちらは当店でもお取り扱いしています。

 

つまみを下ろしてワンタッチで密閉出来るHARIOのコーヒーキャニスター。
スマートなデザインで場所もとりません。
約200g保存できます。
商品ページはこちら→ hario コーヒーキャニスター